第92回「日本アマチュア選手権」



社会人が最も最後に日本アマチャンピオンに近づいた第92回「日本アマチュア選手権」は
「愛知カンツリー倶楽部」で開催されました。

マッチプレイでの決勝戦は小林伸太郎 VS 田村尚之で、36Hで決着がつかずにエキストラホールへと
突入しましたが、決着がついたのがこの5番ホールでした。

それは445ヤード・パー4のゆるく左に曲がるホールで、ラフに挟まれたフェアウェイが右傾斜するので、左目にティ・ショットする戦略を求められる。
距離の短いホールでは滅多にドライバーを使わない“レイアップ(刻み)作戦”の小林がドライバー・ショットを右に押し出し、OBラインの潜む林の中に
消えたように見えた。

しかし、競技役員のセーフの合図で、「木に2回当たり、フェアウェイ側のカート道路にも跳ねてラフに出てきたと聞き、完全なミス・ショットが助かった!と
思いました」。まず、これが一つ目のラッキー。残り200ヤードの距離を5番アイアンで打つと、これが砲台グリーン手前25ヤードのラフ。

相手の田村選手は左ラフからの第2打をグリーン左奥に外している。そして、小林の第3打は打った瞬間、誰もが“強すぎる?”と感じたはず。
しかし、ボールは1バウンドした後、ピンの立つカップに姿を消した。チップ・イン・バーディ

何故!?こんな記事を書いたかと言うと・・・

当日我々の組に付いてくれたキャディーさんが、その田村尚之さんに付いた、ちょっと愛想の少ない上戸 彩さんに似た
キャディーさんだったのです!

色々お話を伺いましたが、もう忘れました?・・・(汗;)


上田治流!?、ツーグリーン対処法 


「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース」12番のショートホールです。ティーグラウンドを前後左右に振る事で様々なロケーションのショートホールと
なりますが、メイングリーンとサブグリーンの大きさまでは如何ともし難いです。

このホールでは青色のラインのショートホールの構成が一番難しいそうです。


「よみうりゴルフウエストコース」の17番のショートホールです。以前はツーグリーンだったのでティーグラウンドを左右に振ったのでしょうが、
コース改造によりベントワングリーンとなった今はどうなんでしょうか?

当日はバックティーからのプレーでしたので黄色部のティーグラウンドからでしたが、これが赤色部のティーグラウンドからだと
ピン位置により池が掛かってくるので、よりスリリングなホールとなるのでは?


ミドル〜ロングホールではグリーンは前後に振るか左右に振るかですが、左右に振るのはグリーン近辺が広くなるので、ターゲットが狭くなるべき
ゴルフという競技に於いて一番嫌がられる設計かも知れません。

で、上田氏が考えたのは、左右のグリーンとグリーンとの間に障害物を設ける!でした。
「花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース」16番のロングホールのグリーン周りです。

取って付けたような樹木(汗;)ですが、根っ子の部分の盛り上がりでアプローチが非常にし難いです。


グリーンを左右に振った一例の「四日市カンツリー倶楽部」の5番ホールです。
ホールそのものもやや左に振っています。

これも「四日市カンツリー倶楽部」の7番ホールですが、左右のグリーンに
高低差を付けています。


大砲台グリーン、普通の砲台グリーン、ミニ砲台グリーン


大砲台?グリーン

「大阪ゴルフクラブ」、9番ホール(472y Par5)の打ち上げのグリーンです。

セカンド地点から左のグリーン方向(青方向)に打てば、このような何ヤード打ち上げ分を足すのか分からない
状況にはなりませんが、左の樹木が気になるし、結構難しいショットを要求され、ミスって右に!っていう方が
非常に多いのでは?とお察しします。コースガイドでも右(赤方向)からの攻めを推奨していいますが・・・


普通の砲台グリーン

「広島カンツリー倶楽部 八本松コース」、16番ホール(564y Par5)の砲台グリーンです。
このタイプの砲台グリーンは、正に上田氏の十八番です。


ミニ(汗;)砲台グリーン

上の左画像は「岐阜関カントリー倶楽部・東コース」、11番ホール(347y Par4)のグリーン左からの画像です。
上の右画像のピンを狙って左に外すと、このようなプチ(汗;)砲台グリーンへのアプローチが残る事となります。

同じく、「岐阜関カントリー倶楽部・東コース」、15番(570y Par5)ホールのグリーン左からの画像です。
セカンドやサードショットの地点からはこのようなグリーン周りの状況は分かりかねますが、ここにも
しっかり!と、ミニ砲台グリーンは鎮座しています。


TOP